お悩み別事例

従業員・組織づくりのお悩み

従業員が適応障害になってしまった

顧問先企業の経営者から、適応障害になってしまった従業員のサポートを依頼された。あわせて、その原因となった職場環境の改善方法についてもご相談いただいた。

ご支援の成果

該当従業員は一時休職したものの、寄り添ったカウンセリングや現場のサポートを行うことで無事に復職。自分の意志を上手く伝えられるようになり元気に働けるまでに回復した。相互理解を深める研修などを通じて職場全体の雰囲気もよくなり、コミュニケーションが活発になった。

業種
介護・福祉業
従業員規模
50人~100人
取り組み概要
  • 全従業員へのカウンセリング
  • 従業員向けの相互理解研修
  • 当該スタッフへの重点的なカウンセリング
  • チーム会議

お悩みごとの詳細

適応障害の従業員への対処方法に悩む

顧問として定期的に会社を訪問するなかで、職場内の殺伐とした空気や人間関係のぎこちなさを感じるようになりました。経営者へのヒアリングからも、職場環境や人間関係には課題意識を抱えておられることがわかりました。

その象徴的な例として、職場環境の悪さを主な要因に、一人のケアマネージャーが適応障害を発症しておられたのです。

そのケアマネージャーは元々、施設のリーダーを含む他の従業員とうまく関わることができず、会議の無断欠席なども目立っている方でした。事業所も転々としており、組織内に頼れる人がいない状況だということが伺えました。

会社としては、ケアマネージャーの復帰支援をした上で、他の従業員が同じ状況に陥らないよう対策をする必要があると感じていましたが、具体的な方法がわからず悩んでおられました。

取り組みの詳細

ワークショップで従業員同士の理解を促す。

まずは、実態を把握するために経営者を含む全従業員に対してカウンセリングを実施しました。その結果、『組織間でのコミュニケーション不足』が、職場環境の悪さの最大の要因であるとわかりました。

介護の現場は大変忙しく、従業員と経営者の間のみならず、一緒に働く従業員の間でも満足にコミュニケーションをとる時間がとれていなかったのです。

そうした状況下で、当該ケアマネージャーは、本来は悪意のない他の従業員の発言から被害妄想や不信感を膨らませ、孤立し適応障害を引き起こしてしまいました。

課題解決のためにまず実施したのは、互いをより深く知ることを目的とした研修です。各自の価値観や取り巻く環境などを言語化をしてもらい、他の参加者と共有しました。

それにより共に働くメンバーのことを再発見し、深く理解する機会を提供することができました。

また、当該ケアマネージャーに対しては、時には社長やリーダーも含め話し合いの場をもつことで、徹底して会社や他の従業員に対する不安や疑念を解消することに努めました。

成果の詳細

当該従業員は笑顔で復職。職場のコミュニケーションも円滑化。

従業員が自分自身の考えを表現できる機会を提供したことで、従業員間の相互理解が深まり、職場でのコミュニケーションが向上。また、カウンセリングを通して「本当は、会社や経営陣から認められているんだ」という実感も得ることができ、従業員満足度が高まりました。

当該ケアマネージャーは、精神的に追い詰められ、一時休職をしていました。しかし支援の結果、他の従業員が何を考えているのかを理解しやすくなり、コミュニケーション面でのトラブルが劇的に改善され、元気に復職することができました。

ご本人は「支援を受けてから、会社が明確に変わった」と笑顔で話してくださり、実際の職場でも他の従業員と朗らかに会話をしている様子が見えました。

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