お悩み別事例
離職率が高く、採用コストが経営を圧迫している
業界的にも人手不足が慢性化しており、高い離職率と採用コストが経営を圧迫している。また、それが現場の疲弊にもつながってしまっている。どうにか離職率を下げたいという相談をいただいた。
ご支援の成果
採用コストを下げることよりも、まず職場の雰囲気を変えることに取り組んだ結果、少しずつ従業員が働きやすい環境ができていった。結果として離職が減り、採用コストが減少した。
- 業種
- 介護・福祉業
- 従業員規模
- 50人~100人
- 取り組み概要
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- 新入社員に対するカウンセリングの実施
- 専門家による業務マニュアルの整備
- 会社の方針に基づいた採用基準の設定
お悩みごとの詳細
高い離職率による採用コストが増大。債務超過の一因に。
介護施設を運営するクライアント様は、高い離職率に伴う採用コストの増大に苦しんでいました。人材不足が慢性化している介護業界では、1人採用をするのに100万円弱のコストがかかることも珍しくありません。
こちらのクライアント様は年間60名程度の職員を採用していましたが、離職率が高く数名程度しか残っていない状況でした。結果、採用コストがかさみ、債務超過の一因となっていました。リソース不足によって1人が対応する業務量も増え、現場は疲弊していました。
高い離職率の原因の1つが、コミュニケーション不足による職場の雰囲気の悪さでした。
当時、従業員は経営層に対して不満を抱いており、経営層と従業員間の縦のコミュニケーションが十分になされていませんでした。介護施設の現場は大変忙しく、目の前の利用者さんをケアすることに精一杯で、職員間で交わす横のコミュニケーションも機能していない状況でした。
また、新入社員向けのマニュアルも十分に整備されておりませんでした。入社直後の職員に対する指導やケアが行き届かず、入ったばかりの職員が混乱してしまうことも多く伺えました。
新入社員にとっては居心地が悪い環境となってしまっており、結果として高い離職率に繋がっていたのです。
取り組みの詳細
採用基準の見直しと、専門家によるマニュアル整備を実施。
まずは新しく入社した職員に対して、カウンセリングを実施しました。「既存社員とのコミュニケーションは問題ないか」「プライベートでの悩みはないか」など、公私関係なく、新入社員のお困りごとを丁寧に拾っていきました。
介護現場は女性社員も多く、家庭についての悩みも多く打ち明けられました。悩みを解消することで、良好なメンタルで業務に励んでもらえるようにしたのです。
次に、新入社員が入社後に混乱なく業務を遂行できるように、介護の専門家の方に協力を頂きながら業務マニュアルを作成しました。
最後に、離職率を抑える取り組みとして、「出口」のみならず「入り口」に対してもアプローチをしました。人手不足という背景から、人材獲得を急ぐあまり「応募さえすれば誰でも入れる」ような採用基準となっていたのです。
そこで、会社の方針に基づき、新たな採用基準を設定しました。社長自ら採用面接に参加し、「理念に共感してもらえるか」「目標を意識しながら頑張れるのか」などを確認して、これまで不十分だった応募者のスクリーニングを徹底するようにしました。
成果の詳細
質の高い人材確保を実現。定着率も高まり採用コストを大幅削減。
職場環境の改善と採用基準の整備によって、離職率を大幅に低下させることができました。マニュアルの整備やカウンセリングの徹底により、入社直後のトラブルが減り、新入社員はスムーズに職場に馴染むことができるようになりました。
また、理念に基づいた採用基準の見直しによって、企業文化とフィットする質の高い人材の確保に繋がりました。結果、これまで大きな出費となっていた採用コストを削減することに成功し、債務超過の解消計画を1年以上前倒しで達成することができました。